御園座 社長挨拶


社長挨拶
「東西に負けない、一流の劇場を名古屋につくりたい」。
明治29年6月19日、創業者・長谷川太兵衛の固い決意のもと、名古屋劇場株式会社は誕生しました。
その後、建物の着工に取りかかり、名称を「御園座」と決定。
目を見張るモダンな建築物が徐々に完成へと近づく様は、
当時の名古屋市民の胸を、期待で大きく膨らませたと伝え聞いています。
明治30年5月、いよいよ御園座は開場。
17日からの柿葺落(こけらおとし)興行は凄まじい程の盛況振りで、劇場内はつま先立ち、
入場できなかった お客様も、帰りかねて劇場の前にたむろしていたそうです。
それから百十数年が経ち、世の中は大きく変貌しました。
しかし、皆様から御園座に寄せられる厚いご支援とご期待は、一世紀をこえた今も、かわらないことを感じています。
私たちもまた、創業者が抱いた芝居に対する情熱を、かわらずに持ち続けることの大切さを、日々感じています。
永きに亘り賜りましたご愛顧に感謝いたしますとともに、御園座は未来を拓き心をこめて夢を創り続ける企業であるよう、努めてまいります。
これまでも、そしてこれからも、人がいるかぎり─私たちは生の舞台の感動をお届けいたします。
株式会社 御園座
代表取締役社長 宮崎 敏明